2021/09/03 16:17
★中小企業のM&Aを促進するための「経営資源集約化税制」が8/2からスタートしました(^^)
leaflet.pdf (0.42MB)
皆様、こんにちは(^^) 税理士の喜田です。
8月2日に「産業競争力強化法等の一部を改正する等の法律」
中小企業のM&Aを促進するための「経営資源集約化税制」
この税制は、次の3つからなります。
1.設備投資減税(中小企業経営強化税制)
2.雇用確保を促す税制(所得拡大促進税制)
3.準備金の積立(中小企業事業再編投資損失準備金)
M&Aの「買い手」側の設備投資・雇用を促したり、買収時のリスクを軽減するものとなっています。
今回、具体的な手引きや様式が公表されました。
・中小企業の経営資源の集約化に資する税制概要・手引き
・中小企業の経営資源の集約化に資する税制リーフレット
・事業承継等事前調査チェックシート
・事業承継等状況報告書(各年度)
・事業承継等状況報告書(最終年度)
・事業承継等報告書の手引き
・経営資源集約化税制に関するQ&A集
これらの制度を利用するためには、
計画作成は、認定経営革新等支援機関の当事務所にご相談ください。
→詳しくはこちらから
中小企業庁「経営資源集約化税制(
https://www.chusho.meti.go.jp/
2021/09/02 19:46
(祝)事業再構築補助金2次公募の一般枠でご支援した西尾市のお客様が採択されました。
こんばんは!税理士の喜田です(^^)
先ほど事業再構築補助金2次公募の結果が発表されました。
一般枠で1件ご支援をさせてもらった愛知県西尾市の光和サービス様が採択されました。
喜田佳映里という名前もあったぁ!!!うれしい!!めっちゃうれしいヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
本当に嬉しい❣❣❣うれしすぎて泣けてきた~(TOT)
お客様も「本当に嬉しい!」と電話で喜んでくれていました。
当初は他のコンサルティング会社に依頼しようとしたところ、これぐらいのレベルの申請内容じゃ通らない
忙しいからと断られ、ご縁で私を知って、ホームページから問い合わせてくれたお客様でした。
最長で5年後までに収益が上がるビジネスとして事業を成功させることが
そもそもの目標なので、5年間一緒にがんばっていきます(((o(*゚▽゚*)o)))
採択結果、添付しておきます(TOT)
2021/09/02 15:32
★一定の設備投資を行った場合、取得価格の10%を法人税額控除または即時償却(購入年度に全額経費にする)ことが可能です❣
皆様、こんにちは❣税理士の喜田です(^^)
国は生産性向上のため、積極的な設備投資を推奨しています。
中小企業支援の一部策として、購入した設備の取得価格の10%を納付する法人税額から控除または購入時に全額を経費にできる施策があります。
中小企業経営強化税制と呼ばれるものです。
■ 中小企業経営強化税制とは ━━━━━
青色申告書を提出する中小企業者等が、令和5年3月31日までの期間に、認定を受けた経営力向上計画に基づき一定の設備を新規取得等して指定事業の用に供した場合、
即時償却又は取得価額の10%(資本金3000万円超1億円以下の法人は7%)の税額控除を選択適用することができます。
■ 対象となる企業 ━━━━━
対象となる企業は、青色申告書を提出する中小企業者等。
その規模は、資本金もしくは出資金が1億円以下の法人、資本金もしくは出資金を有しない法人のうち常時使用者数が
1,000人以下の法人、または、常時使用する従業員数が
申請には、中小企業等経営強化法の認定を受けた経営向上計画が必要です。
■ 受けられる税制措置は? ━━━━━
それぞれ条件を満たした設備について、必要な書類を揃えて申請し、中小企業等経営強化法の認定を受けた経営力向上計画が認定された上で
税金の申請をすると、法人税(個人事業主の場合は所得税)について、次の二つのどちらかの優遇を選んで受けることができます。
◯即時償却
設備の費用の全額を、設備を取得した年度の経費として計上することが出来ます。
◯税額控除
取得価格の10%(資本金3000万円超1億円以下の法人は7%)を、税額の対象から控除できます。
「即時償却」と「税額控除」は2年の延長が決定
(期限:令和5年3月31日まで)
■ 税制措置 ━━━━━
「2021年8月にD類型が追加されました。」
・A類型(生産性向上設備) 生産性が旧モデル比年平均1%以上向上する設備
・B類型(収益性強化設備) 投資収益率5%以上の投資計画に係る設備
・C類型(デジタル化設備) 可視化、遠隔操作、自動制御化のいずれかに該当する設備
・D類型(経営資源集約化設備)修正ROAまたは有形固定資産回転率が一定割合以上の投資計画に係る設備
※経営力向上計画の認定が必要です。
■ 経営力向上計画とは? ━━━━━
中小企業・小規模事業者等は、業種の特性を踏まえつつ、顧客データの
人材育成、設備投資等により経営力を向上して実施する事業計画(「経営力向上計画」)について、国の認定を得ることができます。
2021/08/28 09:33
★スモールM&Aの成功率について
皆様、おはようございます。税理士の喜田です(^^)
最近融資のご支援をさせて頂いたことがあるお客様から、今後M&Aで事業承継を譲受したいから
何を準備すれば良いでしょうか?というご相談を受けました。
この社長と初めてお話させてもらった時から「自利利他」の精神を持っている「私が貢献したい社長だな」と感じたんです。
自社の働き方、収益の分配の仕組みづくりを活かして、「多くの方を幸せにしていきたい」という信念を感じました。
自社の財務状況と社長の希望を考えながらお話を聞いているとスモールM&Aがあっていると思いました。
①スモールM&Aとは
売上高が5億円以下の企業の売買案件のことです。
2025年には中小企業の社長の64%が70歳を超え、黒字でも後継ぎがいなくて廃業し、雇用が失われ、22兆円のGDPが消滅してしまうことが予測されています。
22兆円というとまさにニュージーランド1国分のGDPに相当します。おそろしい・・・(><)
②成功率は?
買い手にとって 「効果があった」「成果があがった」 と評価できるスモールM&A の成功確率はおおよそ3割くらいではないかというのが専門家の見解です。
企業が小さければ小さいほど、 事業や業績の変容リスクが大きいく、M&A でオーナーが代わることによって従業員、 取引先が大幅に減少し、事業継続に支障をきたすケースも珍しくありません。
このような後発的に起きた事業譲受の問題を「瑕疵」 として、買い手側が売り手側に対して損害賠償を求めるなどの係争も少なからず存在します。
そもそも企業の買収には必ず何らかのリスクが存在します。それをデューデリジェンスという方法できちんと事前調査して、その結果をふまえて 買収を決めるので、売り手側にどこまで責任があるかも
なかなか難しく損害賠償も請求等できないケースもあります。
このデューデリジェンスが非常に重要で、その作業を怠った、軽視していたことが 成功率30%の原因になっていると考えます。
スモール M&A だから多額なデューデリジェンス費用はかけられないというのが一般的な認識です。
しかしデューデリジェンスをしっかり行い、リスクがどこに存在するかを把握できていれば、その対策を契約に織り込むなどして、 成功確率を上げることはできると思います。